映画感想(毎日かあさん)

この映画、9年前に一家で見たのです。

https://t-shige.at.webry.info/201102/article_11.html

この時、息子は6歳。

吐血シーンやら、お父さんが酒飲んで幻覚見て暴れるシーンやら有って、息子の感想は「こわかった」でした。

今でも、息子はこの映画の事を思い出すと、「トラウマだ」などと言っています。

今日、息子と図書館に行くと、たまたまこの映画のDVDが有ったのです。

いつものように息子は「トラウマの映画」と言う。

私が「今見たら違うかもよ」と言うと、「じゃ、見てみる」と貸出。

帰ってきて早速鑑賞。

私自身もこの9年間に色々有ったものだから、お父さんがアルコール依存症になってしまった背景に考えを巡らせられるようになっていたり、それゆえに、お父さんは単にだらしのない人なのでは無い事に気づけたり、だからこそ、お母さんも完全にお父さんを遠ざけようとはしなかった事に共感できたり、作品への理解が深まったように思います。

前半こそアニメの「毎日かあさん」に似た雰囲気で、可愛いフミちゃんとやんちゃなブンジのドタバタ劇っぽい雰囲気が有りますが、後半は完全にお父さんの闘病記。

今回も、息子が「これを6歳児に見せる?」と言うほど、壮絶と言った方が良いような映像。

でも、アルコール依存症から抜け出せきれないお父さんでも求めてしまうブンジとフミの子供心に劇中のお母さん同様ドキッとしてしまったり。

余命宣告をされたお父さんは家族や身の回りの物を写真に撮り始めるが、これは自分が懐かしむために撮るものでは無いのだろうと思った。
余命いくばくもない人が思い出づくりをするとは思えないからだ。
それよりも、自分の「視点」を家族に遺したかったのだろうと思う。

このように劇中などでお父さん役の永瀬正敏氏が撮影した写真がエンドロールで流れる。

9年前に見たときも良い写真だなと思ったのだけど、驚いたのは、お父さん「役」の俳優が家族「役」の小泉今日子や子役達を撮っているにも関わらず、被写体は本当の家族のような表情をしているのだ。

小泉今日子はかつて永瀬正敏の妻であったので、或る意味本当の家族なのだが、子役たちの屈託のない表情がすばらしい。

調べてみたら、永瀬正敏は写真家としても活動しているそうだ。
やっぱりね、、、

だって、劇中でのカメラの構え方だってすごくしっかりしていたもの。


9年ぶりに見て、色々と発見が有り、良い映画でした。

そして息子にも、9年前に私が願ったように、少しは良さが分かってもらえたようです。

でも、子供を持ってみないと分からない事も多いから、今度はそんなタイミングで見てほしいな。

毎日かあさん
毎日かあさん

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